2025-01

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スポーツ

クリーチャープレイバスケットボール 第二十九章 輪の力 八話

第二十九章 輪の力 八話 今の劣勢に理亜たちは顔を歪ませる。 「加奈さん、ゴール下まで、パスを出して貰っていいでしょうか?」 「え、あ、はい。分かりました」 能動的な高貴の提案に少し驚く加奈だったが、すぐにすんなりと受け入れた。 そして、智...
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クリーチャープレイバスケットボール 第二十九章 輪の力 七話

第二十九章 輪の力 七話 エノアは、手に届く寸前に、ボールを平手打ちした。 強く叩かれたそのボールは、ディフェンス体制に入る隙も無く、加奈はただボールを目で追う事しか出来なかった。 飛んでいった先は、聖加が居る、スローインライン。 智古も追...
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クリーチャープレイバスケットボール 第二十九章 輪の力 六話

第二十九章 輪の力 六話 「さて皆さん。あの七番の選手の曲がるカーブは厄介です。仮にダブルディフェンスや、トライアングルツー、で立ち向かっても、容易にあのパスで戦況を変えるでしょう。なので、ディフェンスの対策はもう少し考えさせてください。エ...
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クリーチャープレイバスケットボール 第二十九章 輪の力 五話

第二十九章 輪の力 五話 順子がエノアにパスを出して、二秒と経たず、第二クウォーター終了のブザーが鳴る。 各々、自分たちのベンチに戻っていく。 「惜しかったぞ、智古。高貴」 「いやあー。参ったよー。ほんと上手いね、あの四番の選手」 豪真が拍...
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クリーチャープレイバスケットボール 第二十九章 輪の力 四話

第二十九章 輪の力 四話 「ごめーん、あの六番の選手、止めたかったけど、スクリーン躱(かわ)されちゃって」 智古と加奈が奏根たちに近付き、軽く謝罪すると、奏根は「気にすんな。それより次一本取るぞ」とリーダーらしく、理亜たちを鼓舞する。 理亜...
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クリーチャープレイバスケットボール 第二十九章 輪の力 三話

第二十九章 輪の力 三話 少し、後ずさる様に足を一歩引く順子たち。「よし、このままバイオレーションまで、時間を稼ぐぜ」 自分たちのコートで呼吸を整えながら、奏根がそう口にすると、その先に居る順子は笑みを浮かばせた。 「聖加!」 「うん!」 ...
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クリーチャープレイバスケットボール 第二十九章 輪の力 二話

第二十九章 輪の力 二話 「まさか、サイクロンシュートが……破られた」 豪真は呆然と立ちつくし、まるで圧巻でも受けたかの様な衝撃が全身に走る。 「よっし!」 「やったね♪」 順子と聖加は嬉しさのあまり、ハイタッチをする。 「先程のブロックは...
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クリーチャープレイバスケットボール 第二十九章 輪の力 一話

第二十九章 輪の力 一話 「あそこのチームは本当に仲(なか)睦(むつ)まじいですね♪ 思わず輪に入りたくなってしまいます―♪」 「こら聖加よ。そう言う団(だん)欒(らん)の輪に入るのは勝負の後にせい。今はこの危機を打開する監督の指示に着目す...
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クリーチャープレイバスケットボール 第二十八章 激突、奏根と静香、互いに譲らぬ気持ち 六話

第二十八章 激突、奏根と静香、互いに譲らぬ気持ち 六話 が、しかし。 芙美が無言で静香の右手首を掴み目線にまで上げ、鋭い目つきで凝視する。 「イタっ!」 手首を掴まれただけで、痛みを口にする静香。 「痙攣が起き、指先が少し青みを帯びている。...
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クリーチャープレイバスケットボール 第二十八章 激突、奏根と静香、互いに譲らぬ気持ち 五話

第二十八章 激突、奏根と静香、互いに譲らぬ気持ち 五話 それを見た順子たちは静香に近付き、笑い合いながらハイタッチをしていく。 「ナイッシュー!」 「へへっ♪」 順子が力強く親指を立て、ウインクすると、ニンマリ笑いながらブイサインをする静香...
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