
第九章 実力差 六話
加奈は冷静に対応するため、心を落ち着かせる。
すると、ダブルバックチェンジ後、シャムゴットで加奈を翻弄する安間選手。
加奈は一瞬、ボールを見失った。
その瞬間を見逃さなかった安間選手は左サイドから加奈を抜く。
加奈は抜かれた事に気付くと、すぐに後を追う。
ヘルプで、奏根がディフェンスに回るがバックチェンジで右に抜かれる。
だが、バックチェンジから奏根を抜いた矢先に、安間選手は、後ろから弾まして回したボールを、見もせず、肘でどつく。
バックチェンジからのエルボーパス。
このコンボにたまらず驚愕する加奈と奏根。
パスした先は三浦選手。
三浦選手は安間選手からのパスを受け取ると、スリーポイントラインからシュートを打つ。
奏根は安間選手のディフェンスに回っていたので、ブロックする事など、当然できず、三浦選手のシュートは綺麗なアーチを描きながら、リングに入る。
点数は九対五、理亜たちが負けている。
そこで、第一クウォーターが終わり、ブザーが鳴る。
休憩となり、理亜たちは豪真の元に集まる。
「悪くないぞ。プロ相手に粘っている方だ」
豪真が理亜たちに称賛の言葉をかける。
「いやあー。あれで本気じゃなかったら泣いちゃうよ」
「ええ。正にプロだからこそ、そう思わされますね」
智古が、ポカリをがぶ飲みしながら脱力したみたいに言うと、高貴が呼吸を乱しながら答える。
そこで、加奈が少し俯く。
「どうしたの加奈ちゃん?」
理亜が加奈の身を案じながら聞いてみる。
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