
第三十九章 やばい奴ら 二話
その赤の背番号、九番に目をやる理亜たち。
恰幅がよく、聖加に引けを取らないナイスバディ。
しかし、聖加と違って、どこかS気を感じさせるねっとりとした目付き。
「えーー。何それ」
「まじか」
理亜と奏根はありえない、見たいなリアクションを取る。
「どうやら、向こうの宣戦布告のようじゃな」
「上等だ! 私たちで目にもの見せてやろうぜ!」
芙美が気に食わない様な相好で敵チームを睨むと、気合十分と言った感じになる順子。
「どうやら、私たちの杞憂だったようですね」
「ここまで這い上がっただけはあるね」
二人は大人として、理亜たちの成長を喜んでいた。
「それじぅあスタメンの発表をする。ポイントガード、エノア、シューティングガード奏根、スモールフォワード理亜、パワーフォワード聖加。センター順子」
豪真の言葉に、顔を叩いて気合を入れる理亜たち。
「ねえ監督。私の出番はあるじゃん?」
そこで静香が小動物の様な儚げな表情を豪真に見せる。
「心配するな。もちろん君の出番もある。ただし、シズコラシュートは十本までだ。いいな? でないと君の手に負荷がかかる」
「えぇー、たったそんだけじゃん」
豪真が優しく口にすると、静香はうなだれる。
そこで、奏根が静香の頭に手を置き「まあ、お前が出張るにはちょいムードは無いかもしれないが、どっしり構えて大人しく待ってろ。ちゃんとバトンは渡してやるから。ちゃんと約束守れよ」とぶっきらぼうに言う。
すると、静香は不貞腐れ、頬をパンパンに膨らます。
「よし、やるだけやるか! 頼んだぞキャプテン!」
「おう!」
順子が奏根の背中をビシッと叩くと、奏根も気合十分で答える。
「皆さん、決勝戦だからと言って浮かれる事も緊張する事もありません。焦燥せず、常に大胆に、心身ともに高揚させ、シャルトエキゾチックチームを打倒してください」
「「はい!」」
銅羅は落ち着いた様子でベンチに座りながら、選手たちに激励の言葉をかける。
アサルトハイドチームのメンバーたちは既に戦闘態勢。
そして、試合開始一分前のホイッスルが鳴ると、選手たちがコートの中央に集まる。
観客たちは既にヒートアップ。
まだか、まだか、待っていられない様子がその声からでも分かる。
「只今より、クリーチャープレイバスケットボール、決勝戦を始めます!」
「「うわあああーーー!」」
審判のお兄さんが屹立した姿勢で、ビシッと口にすると、観客たち、二千人が大熱狂する。
相手チームはベンチメンバーを含め、九人。
まずは相手チームのスタメン、十二番、スモールフォワード、我當賀古。
身長百七十一センチ、体重五十七キロ。
茶髪のショートヘアーにクリっとした二重瞼。耳にピアスをし、可憐な容姿をした選手。
続いて五番、ポイントガード、小国飛翔。身長、百六十九センチ、体重四十七キロ。
黒髪のロングヘアーに豹の様な鋭い目つきをしている。化粧もしてないのに、綺麗な顔をしていた。
九番、シューティングガード、清宮遥。
身長百七十三センチ、体重五十八キロ。紺色の髪に睫毛が長く、ヴァンパイア見たいな変わった肌の色をしていた。そしてどこか大人の女性の様なフェロモンを分泌していそうなくらい、色気抜群の女性。
十番センター、瀬川知留。
身長百八十三センチ、体重六十八キロ。
ヒョロッとしてて、痩躯な体格。
目を隠すぐらい前髪が伸びていて、後ろ髪は肩まで伸びている。
しかし、驚かさられるのが、腕が、常人の0、7倍はあるぐらい長かった。
続いて十三番、パワーフォワード、中技木佐。
身長百八十センチ、体重六十七キロ。
どこか育ちがよさそうな、お嬢様系女子。
常に節度を気にかける様な委員長タイプ。
そして、コート場で集まった選手が、整列する。


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